あのズボンをはけるようになろう 2006年6月分2006/06/26 一ヶ月に1kgづつやせれば、1年で12kgやせられる、と誰かが得意げに言っていた。 だが、重大な要素を忘れてはいないか。 1年間もダイエットを続けられるのかどうか。今の私にそんな自信は、ない。 2006/06/25 2006/06/23 明日で体重記録を始めて、2週間になる。若干体重が減ったことよりも、こんな地道なことを2週間も続けているということに驚いてみたい。 野菜をとろうと思って、大量に買った野菜ジュースに、やけに塩分が多いような気がして、その塩分で太ったりすんじゃないかと不安になった。 どんな日でも軽々とネガティブな考えが出てくる。 2006/06/22 そういえば、体重を量るタイミングが終始一貫していない。晩飯直後に量ることもあれば、夜中に気がついてあわてて量ることもある。 そのため、誤差が生じているようだ。しかし、一日で1．2kgの誤差が生じる私の体はいったい何なんだろう。 2006/06/21 ここ一週間の成果を一瞬でぶちこわす体重増加。うまく行っているときはぺらぺらとしゃべりたくなるが、雲行きが怪しいときは無口になる。 とりあえずの目標を、90kgを切るということにしよう。 2006/06/20 成果が出ずに空回りする現象に、ほっと安心してしまう、だめ人間の性質が現れてきている。 再び、めちゃめちゃ気合いを入れるでもなく、ふんわりとした緊張を保ちながら体重測定を続けていきたい。 2006/06/18 一週間と一日、減った体重は約2kg。ここだけ見ると抜群の成果が出てしまっている。 人は自らの成果に満足したとき、ついうっかり緊張の糸が切れるという。蜘蛛の糸より細い私の緊張の糸をいたわりつつ、体重を量っていこう。 2006/06/17 体重90．0kg。昨日食った焼肉は、まだ体内の脂肪にはなっていないらしい。数日後にガーンと増えそうなのが恐ろしい。 そして、体重測定から一週間経過したので、ズボンを履いてみる。
極限まで腹を引っ込め、無理矢理チャックとボタンを留めればなんとか履けている。だが、やせた気がしない。一週間前も無理すれば履けたんじゃないか。 履けた、などと偉そうに言っているが、チャックもズボンもブレイク寸前だ。おそらく、食パン一枚食べるだけでボタンははじけ飛ぶ。いや、座るだけではじけ飛ぶかも知れない。笑ったりくしゃみをするだけでも危なそうだ。 ズボンを脱ぐ際、あまりのぎりぎりぶりに、ボタンを外すのにものすごく力を使った。 この状態は、決して履けているわけではない。かろうじてボタンが留まっているだけなのだ。とりあえず、もう一週間、なんとか続けてみよう。 2006/06/15 誤差と考えることもできるが、ダイエット開始後って、もっとがんがん減るもんじゃないのか。 いや。 冷静に考えると、ダイエットらしきことは特にしていない。間食をしないで、炭水化物、肉、野菜のバランスを少し気にしているだけだ。 とりあえず今は、一週間続けることだけを考えてやっていこう。やっていることはダイエットではなく、体重記録。簡単なことのはずなのだ。 2006/06/14 食事をとる際に、炭水化物、タンパク質、野菜をちゃんととるようになってきた気がする。 一ヶ月に1kgやせる計画だとしたら、今月はもう、この体重をキープするだけで目標達成である。しかし、体重を減らす計画なんてたてていない。あくまで、あのズボンを履けるようにするのが目的なのだ。 達成したも同然。物事に失敗するのは、そんなふうに思った瞬間なのかも知れない。今日の日記もネガティブな感じにしめくくってしまった。 2006/06/13 今日は、体重を量り忘れるところだった。危ない危ない。不思議と、この日記をつけはじめてからは脂っこいものを食べなくなっている。 近いうちに、脂っこい肉料理への禁断症状が出て暴れ出すんじゃないか。今日も、ネガティブな感情を抑えることができない。 2006/06/12 特に変わりなし。 とりあえず、三日続いたことを喜びたい。次は、一週間続けることを目標にやっていこう。 体重を減らす以前に、一週間続くか否かというところに大きな不安があることに、少しだけ悲しくなってきた。 2006/06/11 600グラム減ったと素直に喜べたら、どれだけ幸せだろうか。これは誤差というやつである。明日になれば、まるで夢だったかのように、元の体重に戻っているに決まっている。 現実は厳しいのだ。 なんだかネガティブさに拍車がかかってきた。今日はダイエットを始めて、まだたったの二日目だ。
当時の85kgがかわいく見えてくる。ダイエットをさぼると、途端に太る呪わしい体である。 ズボンはまったくボタンがとめられない感じ。ボタンをとめるには、ウエストを少なくともあと4cmは減らす必要がありそうだ。 企画開始の初日だが、あまりの悲しい現実に目の前が暗くなった。
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