世の中には膨大なダイエット法がある。これを体系立てて、整理・分類してみようと思う。いきなり完璧なものを作るのは難しいだろうから、徐々に修正などを加えて、本格的にしていく予定だ。
まず、ダイエットには大きく分けて「部分やせ」と、体全体の「肥満解消」を目的とするものがある。
部分やせというのは、全体を見ると太っていないが、頬がたるんでブルドッグ顔になっているとか、太ももにだけ脂肪がついているだとかいった場合に行うもの。一般のダイエット法では効果がないことが多い。とりあえず、ざっと並べてみよう。
■部分やせ
■顔やせ
■下半身やせ
■肥満解消
■脂肪燃焼系
■体質改善系
■カロリーカット系
順に見ていこう。
■部分やせ
顔や下半身だけ、脂肪やたるみを取りたい場合に行うダイエット。これらは食事療法では効果がない場合が多い。地道な「運動」が最も効果があるようだ。
■顔やせ
頬がたるんでブルドッグ顔になっていると、老けて見られるもの。実はこれ、肥満ではなく、顔の筋肉・表情筋の衰えによるところが大きいらしい。水をいれたペットボトルを唇だけで支えるといった運動を地道に繰り返すことで改善の可能性は高い。地道な運動は最も挫折する可能性が高く、やっかいである。
■下半身やせ
人体で最大の筋肉があると言われる、太もも周辺の筋肉が衰え、衰えた分脂肪がついたというパターンが多い。太もも周辺の筋肉を鍛えればよいのだが、これも地道に運動するしかない。
■肥満解消
体全体に脂肪がつき、全体的に太っている場合に行うダイエット方法。大きく分けて、脂肪を燃焼させる、体質を改善する、摂取カロリーを減らすという方法がある。
■脂肪燃焼系
運動して脂肪を燃焼させるのがもっとも効果的だが、そんなことを続けられるくらいなら、誰もダイエットで悩んだりしない。ラテラルサイトレーナーなどの運動器具や、トウガラシのエキスなどが入っていて汗を大量にかく(=脂肪が燃焼するということ?)燃焼系ダイエットサプリなどがある。続けられるかどうかが最大のカギ。
■体質改善系
水はけの悪い排水溝を掃除するがごとく、脂肪のたまりにくい体にして改造してしまいましょうというダイエット方法。骨のゆがみを直すとか、体内にたまっている老廃物を出すとか、栄養のバランスを考えるといった、ダイエットというよりは健康になることによって、自然に肥満も解消されるという真っ当そうなダイエット方法である。効果は遅めなので、途中で飽きて(!?)しまわないかどうかがポイント。
■カロリーカット系
摂取するカロリーを減らせばやせるだろうという、最もな考えに基づいたダイエット方法。3食の食事のうち1食~2食をカロリーの低いものに変えるマイクロダイエットのような方法や、肉類を減らして食事のカロリー量を減らすという方法がある。ダイエット効果が早く出るのが特徴だが、やめたとたんにリバウンドが襲ってくるので無理は禁物。なお、食後に飲むと食べ物のカロリーを包み込んでそのまま体外に排出するという触れ込みのサプリメントは、効果が見られないので注意と、厚生労働省から発表があった。手を出さない方が無難だろう。
なお、これらのダイエット方法は、市販のダイエット食品や、ダイエット器具を使わなくても実行できるが、こういったものを併用すると、「せっかく買ったんだから続けないともったいない」という心理からか、継続率が若干高くなるようだ。
というか、私がそうだ。
次の売れ筋ダイエットへ